土用のビアガーデン
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今年は、早くもというより観測史上最速で関東地方の梅雨明けとなり、暑い毎日が続いております。正確には「梅雨明けと見られる」ということで、後ほど修正が入ることもあるそうですが、これだけ暑い日が続くとそんなこともなさそうですな。
暑いのが苦手な私は、いつもより長いとみられる夏に早くもうんざりしております。
梅雨明けが早く、あっという間に夏になってしまった感がありますが、もう間もなく土用の丑の日。気付かぬうちにと申しますと、こちらの勝手な言い分になりますが、暦の方もすっかり夏にコマを進め名実ともに夏になっているようです。
土用といえば私の子供の頃は、「土用波が危ないし、海月も多くなるし海水浴はいかない方がいい」なんてぇことを言われたものです。ってぇことは、夏が来たと思ったら、海水浴はもう終いかいと思って調べたら、土用波というのは、土用の頃からお盆過ぎにかけて、台風の影響でうねりを伴う波のことらしいので、やはり夏はまだまだ長そうですなぁ┐(‘～`;)┌ﾔﾚﾔﾚ
そもそも、この雑節の一つである土用。古来日本にあった万物が木火土金水によりなるという五行思想に基づくもだそうで、こいつを四季割り当てようって魂胆でしたが、割り振ると一つ余る。そこで「土はすべての季節に存在する」って理屈で、立春・立夏・立秋・立冬の前18日間を土用ってことにしたようです(多分諸説あります)
成程、土用は季節の変わり目。体調を崩しやすい。夏バテが出る前に体に良いものを摂って体調を整えようと言うことか。
そもそも、土用の丑の日は、うなぎではなくても「う」が付けばいいらしく、うなぎがその代表選手になったのはは有名なお話なので割愛させていただきます。
まぁ平賀源内のハナシを書きますと、「本来の鰻の旬は夏でなく産卵期に川を下る秋だから」と話されて、「土用の丑の日」を根本から覆すからもいらっしゃいますが、なんでも、最近は養殖物ばかりなので、あまり変わりがないとか。目の前の御仁が口上を述べ始めたら、目の前の鰻（養殖物に限る）はサッサッと食してしまうほうがよろしいようです。何分、ヒトは腹が減るとイライラが倍増しますからね。
もう10年ほど前でしょうか、ちょうど春の頃、コンビニ各社が平賀源内にあやかったのか「春の土用の丑の日」というやたらに「の」が多いタイトルのキャンペーンを展開していました。個体数の減少でお 高くなったとはいえ、ニュースに必ず取り上げられる土用の丑の日。年四回あるんだから、「春も秋も冬も売れば売上も4倍だぜ！お前ら食ってくれよな！」ってところなのでしょうが、ただ、思いの外根付くことなく二匹目のドジョウならず鰻はいなかったようでございます。
そんな夏真っ盛り、少し前のことになりますが、私は早くも夏の風物詩の一つであるビアガーデンへ。いや正確にはヒビヤガーデンという日比谷公園で開催されたイベントに行ってまいりました。更に言えば、知り合いが参加しているバンド。初日出演のonegramと期間中二回出演があったJariBu Afrobeat Arkestraというバンドを見に行くのが主目的。Reggaeとafrobeatとかなりニッチな市場ですが、結構盛り上がっておりました。暑いのは嫌いだけど、野外でお酒と音楽って割とこれだけでも幸せになれますね。
