風薫る5月の遠出

2019年5月31日

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職員Kです。

初めての投稿で緊張しております。
どうぞよろしくお願いいたします。

令和を迎えまして20日ほど過ぎまして、温かい歓迎ムードの10連休も終わり、いつもの生活に戻りつつあるこの頃、当事務所は5月の忙しさに追われております。

休日はリフレッシュも兼ねまして、爽やかな気候(たまに暑い日もありましたが)ですし、少しだけ遠出を、と思いまして、行きたい所をピックアップしておりました。

その中で、

「2019年6月1日〜2020年4月2日まで改装工事にて休館」

という所がありまして、これはこの5月に行かなければ、と思い、向かいました。

「釈迦堂遺跡博物館」という所です。

最寄り駅は石和温泉駅でして、駅よりバスで20分ですが、実は「釈迦堂PA」に隣接しておりまして、車でしたらPAに停めて専用通路にて博物館に行く事ができます。

以前、中央道で旅行の帰りに釈迦堂PAに立ち寄りました時に見つけました。
「釈迦堂で発掘された土偶は、日本の発掘された土偶の約1割を占めます」という言葉が頭に残り、一度見てみたいと思いまして、今回ようやく実現いたしました。

中央道釈迦堂PAの南側に位置しておりまして、下り釈迦堂PAからでは階段を登ると博物館に到着します。
(7〜80段くらいありますので、ちょっと息が切れます。)

「人気の」「話題の」スポットではないので、館内は人ごみはなく、落ち着いて見学できました。

博物館では珍しく、館内や展示物の写真撮影可なので、撮ってきました。

いよいよ博物館で「土偶」と遭遇です。

土偶全1,116点収蔵されておりますが、今回の展示は全てではないようです。
それでも展示の多さに圧巻します。

土偶というと、面白い表情の人形(ひとがた)だったり、宇宙人みたいな風貌のものを想像しますが、こちらのあります土偶は「顔だけ」の土偶が多かったです。

ただ、頭と胴体を意図的に割って、別々の場所に埋葬(または保管)していたようでして、頭は集落の西側に対して、胴体は南東側などと離れた所で発見されております。
(その胴体部分は発掘されたものは少ないそうです。)

色々な表情がありまして、千差万別な表情で、可愛らしくもあり、不思議な表情なものがあったりしました。
作られた時期にもよりますが、技法の多彩さを感じました。
そして、「何故、土偶が存在するのか」と想像を巡らしてしまいました。
呪術的なものか、祭祀的なものか、お守りなど、まだ解明されてはおりません。
不思議な存在です。

そして、土偶の他にも目を惹くのは土器です。
いわゆる縄文式土器です。

縄目の文様の多さと形状に驚いてしまいます。