中国経済崩壊10

  


 週末、近場で休暇を取ってきました。快適に過ごせました。

 今年の夏、沖縄に旅行し、明らかに「荒れた」観光地を目にしました。
 オペレーションがうまく機能していないのを真っ先に感じることができるのは、リネンです。枕カバーやシーツを変えていないことを、まれに経験することがありますが、7年ぶりに訪問した沖縄の高級ホテルで、これまで1度もなかったこれを経験したのは、衝撃的な出来事でした。国内の外資系ホテルではまずありえませんが、外資ホテル名でリブランドした日本の古いホテルで、最近1度だけ経験し、さすがにこれはないだろうとクレームしたことが有ります。知らない人の香水のにおいや髪の毛のにおいが、夜、リラックスした中、ベッドに横になったとき気が付くのは、本当に嫌なものです。この時間のクレームはしたくありません。最近は、部屋に通された直後に、確認するようにしています。
 多分、スタッフ不足、や宿泊者の多さ、宿泊者の乱暴な部屋使い等で、清掃にも負担がかかっているのでしょう。私は、必ず、チェックアウトの際には、使ったタオルはすべて集めて、浴室の外に積んでおきますし、ごみも分別し、集め、入り口の横に置き、窓は開けて退出するように心がけています。このような「退出時」のマナーを、海外からの観光客に教育することも必要でしょうし、日本人も、このようにしてほしいものです。

 連泊者に対し、ベッドメーキングをしなければ料金が安くなる「エコ清掃」システムには反対です。これをやるから、マットレスやまくらに汗臭さが残ると思っています。料金を安くするのではなく、部屋自体を区分し、比較的臭いが気にならない(と思われる)人たち向けの部屋と、そうでない部屋に分けるなどの工夫をしてほしい。予約の時点で、連泊者のベッドメーキングなし、ありの部屋で価格帯を設定してほしいなどと思います。あるいは枕本体など、どんどん変えてほしい。

 観光専門家の人たちは、まさに今がチャンスです。日本の観光業が成熟していく渦中にあり、将来、海外各国から高く評価される観光地を作り出すノウハウを集積中なのだと意識して、観光地廻りをし、問題点をあぶりだし、対策し、検証し、将来、観光業システムを海外に輸出できるようになればよいだけなのです。以前も書きましたが、トヨタは、問題点が明確になることを喜び、それを改善するだけと、社内で取り組んでいると言います。観光業への批判は、かけがえのない観光専門家への道だと前向きに受け入れ、信じて、頑張ってほしいものです。

 ところで中国の大手不動産会社がデフォルトになりました。バブルは明らかにはじけました。中国政府は金を大量に購入しているようですが、ドルに変わる基軸通貨というよりは、人民元が安くなることを見込んでのこともあるのではないでしょうか(焼け石に水)。しかし、人民元が、本来あるべき価格になることは、当たり前のことであり、これが無ければやはり「張りぼて」国家なのですから、この国の経済システムは、今後も全く信用できないということになります。普通に安くならないと危ないのです。
 無論、共産党は動き始めました。預金の取り付け騒ぎや、納品されない未完成物件に勝手に住むなどの騒ぎも起きており、これを武力で抑えようとしています。


 最近、中国の報道として、日本と韓国を比較し、日本は韓国よりもすごいと評する意見に気が付くようになりました。気を付けたほうが良いと思っています。現在日本と韓国は友好路線に入っています。これを分断するような、双方を比較する報道は眉唾です。なぜ韓国と比較するのでしょうか。


 ちなみに中東にも危機が訪れていますが、この地域の紛争は、当事者でない日本には、あまりにも奥が深くて、意見のしようがありません。


 冷静に情勢を見守りたいと思います。