外交史料館
朝から快晴の日。昨日までの不安定な天気はうそのようで、窓からはいるひんやりとした空気に気持ちよさを感じています。豊漁のサンマもだいぶいただき、おなかいっぱいです。今日は三浦半島から届いたおおまさりの炊き込みご飯を作る予定です。楽しみです。
ちょっとしたご縁をえて、一昨日、外交史料館に出かけてきました。六本木1丁目の駅から地下道を通って、歩いて3分くらいの麻布台ヒルズ5階という、利便性の高い場所にあります。地方を旅する時お城巡りをするのですが、必ず博物館に立ち寄ります。こじんまりとした資料館などに、お宝を発見したとき至福の喜びを感じますが、この資料館はそんな場所でした。
日米和親条約、日清講和条約、日独伊三国同盟、降伏文書など、これまで教科書や小説などで見聞きしてきたものの現物(複製)を前にし、わくわく感を抑えることができませんでした。平日だったこともあり、一人でじっくりと観覧できて良かったです。
仕事柄なのか、細かいことや近視眼的な小さな視点での活動に追われる毎日で、言い尽くされた言葉で教科書的ではありますが「木を見て森を見ず」とならないように心がけております。
現在の課題があまりにも大きすぎて、小さなことに目がいかないことも多々あり、とはいえそこに停車していることもできず、自分の置かれている立場を認識するうえでも、今回の訪問は意義あることだったと思います。
仕事が趣味といえる人をうらやましく思います。私が仕事を教わった、とある大会社の副社長さんは、まあよく遊ぶ方でした。よく助けていただきましたが、彼の言葉で印象に残っている一つに「仕事は嫌いだ、だから早く終わらせて遊びたい」でした。遊びも自己実現のために必要なことであることを強く認識され、良いバランスで仕事をされていたように思います。会うときには常に一定の緊張感を強いられましたが、言動に無駄がなく、実に分かりやすく、きびきびと動かれるので、付き合いやすい方だったと思います。無駄な嘘偽りもなく、これは自信からきていたのかもしれないと、いやこんな生き方をされてたので、嘘偽りのなさに自信をもっていたのかもしれません。
私も仕事を趣味とは言えませんし、そんな生き方はできません。
リバランスは大切だと思うと同時に、大きな目標を定めてくれた諸先輩方に、心より感謝申し上げる次第です。