経営者向け教育

世界一黒く塗装されたポルシェの走る姿をテレビで目にしました。圧倒的な存在感でした。

塗装会社の社長は、日本には塗料屋も塗装屋もこんなに凄い技術力があることを見せたい、と話していましたが、大変気持ちの良い話で、いい朝を迎えています。

 

しかし問題はここからです。
知的財産として登録し、ビジネスにつなげる算段などあるのでしょうか。そうでないと独自の世界となってしまわないかと。日本人は誇り、をくすぐれば、安い金額で何でも提供するといった形にならないか、またすぐに技術を盗まれてしまわないか少し心配です(社長さん批判ではありません)。

インバウンドインバウンドといいますが、先を考え、例えば観光ビジネスに携わる人たちの、正当な対価教育など、きちんと行われているのか。
放置していると、そのうち安かろう悪かろうに価格は引っ張られてしまいますし、

「もっと安くていいものを」という、否定的な長年の刷り込みに、心理的に引きずられてしまいます。

なんとなくガイジンさんが来て、喜んでくれるから満足、などといったところで安心していないか、こんなことを日頃から考えています。
観光業は簡単です、などという発言を目にしました。インバウンドビジネスを継続するのは簡単では無いと思います。今、多くの負債をかかえ生活に苦しんでいる人たちがいます。彼らの将来を、真に考えての発言なら納得いたしますが。既にこのような触れ込みに疑問を持ち始めている人は増えています。

起死回生は良くない。
時間をかけないと足元をすくわれます。

 

落ちついた日々を久しぶりに過ごせています。