朝から気温が高く、事務所も今日からエアコンをつけています。
服選びに苦慮する時期になりました。

そういえば、これまでコロナについて、否定的な意見を多く述べてきましたが、コロナをきっかけに事務所の経営形態を変化させ、その結果、経営効率がアップした部分がありました。
中でも、メールや郵送物の廃棄を、積極的に行うことにしたことは、余計なことに費やす時間が減ったことで、業務効率に資すること大でした。

メールについて、DM等は一切自分の目に届かないよう、事務所でフィルターをかけるようにしましたし、顧問先、提携先、以外のメールについては、基本的にアラートが出ない限りは、見ないようにしています。本当に大切な連絡は直接電話で、きますし、SNS等のツールでやり取りをしています。

郵送物は、基本的にポイ捨てしています。契約書や請求書以外のDMや、パンフレットや、案内等は、一切目を通さずに、3か月放置された後、ゴミ箱に入ります。
大切なことは、だいたい3か月以内には、電話があります。

アポなしの営業は、以前より、一切お断りしています。


DX化の本質は、効率を追求することだと考えます。
デジタル化だけでなく、これまでの業務「習慣」も見直し、効率を追求しています。
良く考えてみると、IT系のベンチャー企業で、この20年くらいで上場した企業は、このような経営を早くからしていました。当初は、彼らの「冷たい」態度に強烈な違和感を覚えましたが、今は、当たり前のこととして受け入れていること、ほとんどです。冷たい態度と思えたカスタマーセンタでしたが、今は、ぼーっとしてそんなところに世話にならないように、事前に準備するようになりました。自己責任が追及される時代です。


学生の頃、吉川英治さんの「新書太閤記」に傾斜したことがありました。
社会人になってから、吉川さんの小説を読んだことはありません(好みではなくなっていきました)が、一昨年軽井沢で、彼にゆかりのあるお蕎麦屋さんに入ることとなり、吉川さんごひいきのお店だったのかと、歴史を感じました。

吉川さんが秀吉公を賞するに「離」ということができた人、と創作されておられました。
秀吉公は「離」ができるという才能をお持ちだったと、彼は想像をめぐらしていましたが、逆に吉川さんは「離」に悩まれていたのではないかと、学生時代考えたことが有りました。


本当に大切なことは、大切にしたいと思うような形で訪れますし、
また自分もきちんとしたいと考えたら、訪問し、正座して、誠実に対応することと思います。

情報から「離」することも、効率化の具体的な課題になると考えます。