Eagle eye

確定申告の繁忙期に入りました。毎年「今年は終わるのか」と思いながら業務を開始するのが常なのですが、終わらなかったことはありません。から、終わるのでしょう。
修行していた若いころは、手書きの確定申告書で、ワークシートも手書きでした。エクセルというものができたらしいと、会計ソフトメーカーの営業担当者から聞いたころ、そのメーカーは独自の表計算ソフトを提供していましたが、仕様上の制約が多く、まだ非常に使いにくかったのを覚えています。
当時私が担当していたあるお客様が、PCが普及していく様を見て「ポケコンくらいの大きさのPCができ、皆がそれを使うような時代が必ず来る、そうなったら自分もPCを買う」と、北海道行きの飛行機の中で、まだPCは買わないと話されていたのをよく覚えています。時代の要請は少し異なった形で進み、ほどなくPCを買ったのだろうと思いますが、国民全員がポケコンならぬスマホを持ち歩きする現代を当時予見したことからも、彼が、魅力的な経営者の方であったことを思いだしております
彼の言う通り、今、ほぼ全国民スマホを持ち歩く時代になっています。
昨日、本当に久しぶりのことだったのですが、スマホを忘れて家をでました。たまたま財布を持ってでかけたのでよかったのですが、普段は財布も時計も持たず、スマホだけを持って日常生活をやりくりしています。自宅の最寄り駅からカードタッチを使ってJR乗り換え駅まで行きましたが、JRさんはタッチが使えないらしく、切符を買うことになったのですが、クレジットカードでは買えず、東京メトロはスマホタッチができるであろうとメトロさんの改札に向かう途中で、現金をもっていることにふと気が付き、引き返して切符を買い、結果、出社できました。
昼食もスマホ決済、喫茶店も、日用品の買い物すべてにいたるまで、私のように現金をほとんど使用しない方は多いと思います。また、スマホでSNS等を見ることやゲームをすることも日常となり、その結果、とても便利になったことは間違いありません。ただその一方で、日常生活すべてが、この1台に集約されていることに対して、今回少し考えさせられました。
1日だけでしたがスマホを持ち歩かない生活の不便さをしみじみと感じました。仕事の情報をクラウドに保管しており、二重認証機能をスマホで設定していることもあって、ログインできず、業務にも支障が出ました。昼食時、帰社する時刻がわからず戸惑いました。帰宅の時間を家内に伝えることができず、しかられるのではないかとヒヤヒヤしました(笑)。
JRさんがタッチ決済に対応していないことに対し「なぜ?」と思った一方で、これくらいの不便さがあってもいいかも、この程度の不便さは残しておくべきかもしれないと思いました。普段不便など感じていない、そんな大したことでもないかもしれないことに対し、直感的に、不便と感じてしまうような現代の生活様式を考えるとき、思いはめぐって、いざ有事の際に日本人はうまく対応できるのか、電子戦になった時どうするのか、、、などまで考えてしまいました。防衛上の観点から表に出ないことなのかもしれない、などなど・・。考えすぎでしょうか。
時代の変化は目まぐるしいものがあります。しっかりと対応しながらも、落ち着いて、冷静に、これからも世の中の動きを見守っていきたいと考えております。
そういえば以前、現金を廃止するとか、紙幣を廃止するなどの話がでたときに、ある識者の方が「現金をなくすなど・・」と言われたことは、慧眼ではなかったかと、そんなことを感じながら昨夜は床に就きました。
今日も良い一日でありますよう。



