No pressure!

三寒四温の季節になりました。確定申告の作業に追われています。
数年前におきた政治資金の問題がやっと落ち着いたようで、国民は平穏を取り戻しています。当時、ある識者の方が「かわいそうだけど、きちんと処分をして、執行部全員が国民の前で頭を下げるのが、問題を解決する早道」と言われていました。若手の識者の方も同様のことを言われており「お金がかかるものなのでしょうから、説明できる範囲できちんと説明すればそれで納得すると思う」とのことでした。何が正しかったのか今となってはわかりませんが、当時の混乱ぶりを見て、危機管理に対する共通認識が大きく欠けているのではないか、しかしこれを国会議員の先生方ばかりのせいにしてはいけない、そんな先生方を選出しているのは私たち国民なのだからと考え、自省した記憶があります。
そんな混乱を解決するための自浄作用のごとく、国民は抱いた不満の大きなエネルギーを一つの方向に動かし、その方向をつまらなく嫌になったころ合いに、逆の方向に大きく動かした、そのセンスは大したものだと、私は感じております。今は、大きく動いた後の平穏さを冷静に見つめ、やりすぎは良くないとし次のエネルギーがどう動くのか、どう動かすかをしっかりと見極めていただきたいと思います。
「戦は6分勝ちが良い」は武田信玄公が残した名言です。
憲法改正の話が出てきています。戦後の日本人は、戦中戦後のことを日本人全体で総括する機会が研究者以外ほぼなく(そのほうが都合が良かったのかもしれませんが)その反動が、極右だとか保守だとか媚中などという、よくわからない抽象的な言葉が近年使われる状況をもたらしているのかもしれません。私は、憲法改正には賛成の立場をとりますが、併せて、先の大戦とGHQによる占領統治、その後の数十年を振り返る機会を与えてほしいものだと思います。そうでないと、なにが良くて何が悪かったかを、今の日本人はほとんど知らないまま憲法改正に向かう気がするからです。かくいう私も、戦中戦後についての文献を読んだのはこの10年くらいのことでした。まだまだ読み足りない。戦争についての文献は、20代のころ読み漁りましたが。
故石原慎太郎さんが以前、日本国憲法の文法上の間違いを指摘されていましたが、確かに私のようなものでもわかる不思議な表現がそのまま残っているのは、少なくともよろしくないと思います。
最近、東條英機氏が、特高を使って自らの権力を拡大し、だれも逆らえないような方向へ進んでいったなどの知識を得ました。なるほど人間は権力争いなどにこだわり、近視眼的になると状況を見あやまるもの。
誰でもそうなのです。大きなエネルギーの動きが変な方向に行かないよう、権力をお持ちの方や有識者の方々は、こういう時だからこそ、謙抑的に自省的に活動していただきたいものだと思います。
移民問題について「いい人」だけを日本に入れると、先日耳にしました。抽象的ですがいい表現だと思いました。
これが日本人の本質であり、総意だと思っております。


