Anthropic

 「今日はすこし過ごしやすい朝ですね」と、道すがら挨拶されました。気温が上がらず、意外に蒸していないからだと思います。1か月前に抜いた自宅の雑草は、梅雨明けごろには生い茂っていて、ただそのころになると猛暑と蚊の攻撃もあって何もできず、秋まで放置されるのが毎年のことになっています。おそらく今年もそうなるのでしょう。そんな夏の到来が待ち遠しい今日この頃です。



 そういえばAIで世界全体が熱くなっているようです。今年に入り、大学生の研究者からだからこその最先端の意見を勉強会で聞くことができました。

 もう10年位前になりますが、沖縄に旅行した際、レンタカーを借りたとき約款の説明をロボットがしました。当時は働き方改革の真っ最中であり、私もこの改革を応援していた一人でもあったため、さらに、レンタカーを借りる際毎回同じ説明をされることに嫌気がさしていたこともあって「これでいいのだ」とロボットの説明が深く心に突き刺さったことを覚えております。日本における人口減少や観光地沖縄の開発に伴う旅行客増加もあってのことでしょうが、今後到来すべき時代の変遷を、こんなちょっとしたことから大いに予想できたものです。



 会計業界では、仕訳の自動化を先駆けて行っていた新興勢力が上場し業界を変えつつある頃でした。大学院の特別講座で、この企業の代表者がご講演されたこともありました。耳をすませばすでに聞こえていました。時代は間違いなく変わる、あるべきところにいい情報は存在していたのです。その5年くらい前、当時親しくさせていただいていたある企業の社長さんから、会計業界の新たなしかけについて要望があり、社長室でプレゼンしたことがありました。AIという言葉はまだ使われていませんでしたが、彼は賛同してくれ、別のインフラ系企業に提案する予定でしたが、先進的すぎて、おそらく業界がついてこれず、政治的に解決することも困難だろうとの事で、眠った提案になりました。

 まだ、この上場企業はこの視点での開発は行っておりませんが、今なら実現可能かも知れません。



 古代から「情報を制する者は」ということで、人類の歴史の中で情報の大切さは認識されてきました。アメリカは、対抗国中国の情報を常に監視し「君のことはすべてみているのだからな」と圧力をかけ続けています。むろん全世界中を監視していることは間違いありません。

 日本の歴史を見ても、詳細は語りませんが、こんなことは多々ありました。


 気を付けなければならないのは、時代の変化が、最終的にどこに落ち着くかを予測して動くことです。大手企業がこぞってAI、AIと叫び続けていますが、はやりものに飛びつくことは、先んずれば、の言葉通り良いこともあるのでしょうが、大切なのは、自分の業界や業態にどう影響するか、どこまで影響するかを想定したうえで動くことではないでしょうか。叫び続けている方々の中心におられる人たちは、それだけの魅力をAIに感じている事情があるからであり、そうでない企業や人たちも数多く存在するのですから。

 先日あるIT系企業の社長さんにこの観点から話を聞かせてもらいましたが、意外にAIに対しては冷静で、落ち着きどころをお互い出し合い、大いに盛り上がりました。

 

 さあどうなっていくのか。今後の展開を予測するのは楽しいものです。