high-pressure economy

昨日同様、晴れ模様の朝を迎えました。順調に行けば、このまま気温が上がって梅雨明けといったところなのでしょうが、そうなったら、今年はここまで過ごしやすい気温だったため、この先猛暑になるのかなど頭をよぎります。
いずれにせよ、私の好きな夏はもう目の前に来ています。
そういえば、中小零細企業の賃上げについて、先日ある地方の不動産屋さんと話した際には、全く進んでいない様子でした。首都圏においても、物価の上昇に対して全然追いついていないと思われます。人材投資促進税制は、大変良い税制だと思いますが、賃上げの特効薬とはなっておりません。経営者に対し、決算報告の際この税制の効果を報告しても「ああそうでしたか」くらいの評価しか得られないことがほとんどです。
多くの中小企業経営者は、賃上げに苦慮しています。従業員からの賃上げ要求、が常態化してきており、これをきっかけに、福利厚生基準についてまで、見直しを迫られているようです。32.2%の企業が賃上げを実施済み、ということのようですが、肌感覚では、そんなところかなと納得できております。ただ、上記のごとく社員から追加要求される状態を考慮すると、この数字は減殺されるのではないかと思います。賃上げに絡めて多くの要求が現場ではなされているようですが、物価上昇の最中、迅速な対応をすることは極めて困難である状態が続いています。
倒産件数も増加しているようです。世間をにぎわしているAIブームや株価上昇、とは縁の遠い世界がまだまだ広がっています。
そんな中「それでも、勝たなければ生き残れないからやるしかない」と言われた、ある経営者の言葉が印象的で、大いに同感しました。
栄枯盛衰、当然のことです。時代は急速に変化しています。
「高圧経済」というのは、需要が供給を上回る世界のようです。この経済が目的とする、生産性向上、賃金上昇、設備投資の増加は、これまで「働き方改革」で散々やってきたことです。継続している企業がほとんどだと思うのですが、果たして、多くの中小企業経営者は、需要が供給を上回る「高圧経済」という言葉を聞いたことがあるのでしょうか。
日本はどうなっていくのか。
まだまだ笑えない状況は続いております。

