青魚

 
 
 今朝は快晴。
 昨日も過ごしやすい気候で、ここのところ夜エアコンをつけないで寝れる日が続いています。これからやぶ蚊が多くなる季節ですので、散歩時に蚊取り線香はまだ手放せません。様々な虫よけグッズが売られていますが、虫よけスプレーは体に刺激が強いような気がして、いろいろと試した結果、昔からなじみのある蚊取り線香が一番自分に合うことに気が付きました。
 私が小学生のころはエアコンはまだなく、蚊帳をつってその中で寝ていましたが、ちょっとした隙間から蚊が入ってくるので、蚊取り線香をつけて寝るのがあたりまえでした。朝、ラジオ体操に行くのに、蚊帳から抜け出して出かけ、帰ってくるとまだ両親は寝ていることもあって、また蚊帳に潜り込んだら、蚊帳の中に蚊がいたりすることもありました。当時は、扇風機、蚊帳、蚊取り線香は必需品でした。来月、そんな小学校時代の思い出の地に出かける予定です。かれこれ20年ぶりくらいになると思いますが、楽しみです。

 目黒駅に行く用事があったのですが、目黒のさんま ののぼりが出ていて、ちょっとした寄席が催されていました。見ることはできなかったのですが、そういえば今年はさんまは豊漁で、先日、丸々と太ったさんまを自宅で食することができました。もう何年になるのでしょうか、やせ細ったさんまを食べてもおいしいと思えない日々が続いていましたが、丸々と太ったさんまに感動して、アニサキスなど気にせず、はらわたまでごそっと食べてしまいました。美味しかったです。
 今年はイワシも豊漁らしく、さんま同様青魚の好きな私にはうれしい限りです。寿司屋でもまず青魚を頼みますが、サバ、イワシ、アジ、コハダなどは定番で、青魚の処理で板前の器量がわかるような気がしております。
 私が育った鹿児島の田舎町では、幼少のころ、自宅付近まで鮮魚カーが巡回してきていました。大音量で流れる365歩のマーチが聞こえると、今日は母親が魚を買いに行って、食卓にはきびなごなどの魚が並ぶのだなと思ったのを覚えております。母が包丁を砥石で研いで、ナマコをさばいていたのを見て、父はこんな気持ち悪いものをよく食べるなと感じたことも、鮮明に覚えております。

 さーんぽ進んでにーほ下がる、をいいフレーズだなと思ったのは、ずいぶん日が経ったあとのことでしたが、世の中そんなものなのでしょう。

 人間万事塞翁が馬。世の中何が起きるかわかりませんが、あまりにも急激な動きには注意していきたいと思っております。