横田基地日米友好祭・フレンドシップフェスティバル2022

5月22日は、たまたま横浜に行く予定があり、また家にいても相変わらずごろごろしているだけですし、さらにマスクを条件付きですが外していいという報道があったりしましたので、気分転換も兼ね、横浜の用事を済ませた後、そのまま横田基地航空祭に行くことにしました。
首都高から中央連結道を抜け、横田基地へ。


初めての横田基地。3年ぶりの Yokota Air Baseでの航空祭だったようです。私も、新田原基地の航空祭か那覇の航空祭、どちらが最後だったか忘れてしまうほど、久しぶりの航空祭でした。

横田基地近くは、アメリカ軍相手の飲食店が軒を連ね、独特な雰囲気と歴史を感じさせる街でした。

初日の21日は、行列に並んで3時間半待っても入れなかった人もいたようです。ツイッターで当日の状況をリアルタイムで把握していましたので、入り口である第五ゲートの最寄り牛浜駅の混雑を避け、東福生駅の近くの駐車場に車を何とか止め、行列の最後尾を目指しました。なんとなく横田基地方面に向かっていたところ、第二ゲート前の交差点に出ることができ、そこがたまたま最後尾でした。その最後尾は折り返しの行列で、16号道路を第五ゲートと反対側に北上し、松林通入り口で折り返し、そこから第五ゲートへと南下しました。
第五ゲートエントランスに到達したのは15時半。なんと、2時間で入ることができました。ラッキーでした。



荷物検査の軍関係者は、小火器を携行しており、少し緊張しましたがフレンドリーな感じでした。



中に入ってしばらく行くと見えてきました。とても大きな敷地です。アメリカ第五空軍と航空自衛隊の併用基地であるようです。



米軍と自衛隊の様々な飛行機が展示されており、ただのマニアである私には、機種の詳細は覚えられないほどでした。

友好祭でしたのでライブ演奏も流れ、大いに盛り上がっていました。大変フレンドリーで肩の力の抜けた感じのアメリカ軍関係者、一方とてもまじめな自衛隊関係者という印象を持ちました。





 

 
今回、メインの目的が2つありました。三沢基地所属のF35と来日するバイデン大統領が乗っているエアフォースワンを見ることでした。





エアフォースワンが17時ごろ着陸予定であることは知っていましたし、米軍関係者の警備が16時半ごろから若干厳しくなりましたので「そろそろ来るかな」と思っていたところ、彼方から軍用機らしからぬ飛行機が。




目の前に着陸しました。
なんという可愛い、しかし堂々とした存在感のある、力強さを感じさせる飛行機だったことでしょう。

聞くところによると、747型機はなくなるらしく、私たちが見た機が最後らしいとのことです。
「一生に一度の貴重な体験ができた」「冥土のみやげだ」「可愛い」など、様々な歓声が聞こえ、観客の一体感に、目頭が多少熱くなりました。
 



帰りは18時ごろでしたがまだ行列は続いており、これから入る人たちが大勢いました。
私たちも、薄暗い中、なんとか東福生駅近くにもどれたのは19時半ごろでした。
大変疲れましたが、行ってよかった。



感想ですが、
軍用機が好きで、軍関係を応援している日本人は大変多い印象を受けました。3時間も並んでそれでも見たいという人たちが、わざわざ日本中から集まってきているわけですから。
11万人という多くの来場者からもわかります。
米軍の強さはもちろんですが、日本の自衛隊の練度は極めて高いと言われています。
人が、強いものに誇りを持ち、あこがれるのは自然な感覚です。弱い自衛隊でうれしい日本人がいるのでしょうか。

また米軍にしても自衛隊にしても、いざとなったら命を懸けて日本を守ってくれる人たちです。
彼らを誇りに思い、応援したい気持ちは、素直な感情です。

私同様、素直に彼らを応援している人たちがこれほど大勢いることを実感し、安心しました。


一方、自衛隊さんの謙虚でまじめな様子と、米軍さんの、肩の力の抜けた感じのギャップの理由がどこにあるのかが気になりました。
日本人の誠実な国民性が単に反映されているのかもしれないと思いながらも、服装や装備品について、なんとなくですが、質素でかなり切り詰めている感じがしました。これが謙虚でまじめである印象の理由ならば、本当にかわいそうです。
戦は物量が大きく勝敗に影響すると言われています。ウクライナ戦線で世界中が現実を目の当たりにしています。
さらに、物量が少なく切り詰めていることが、隊員の負い目になったりしているのならば、私たち日本人は、いったい何をやっているのかと思います。

かつて特攻などと、悲しい悲しい戦いをしなければならなかった主な原因は、圧倒的な物量不足からだったことは皆知るところです。


もっと胸を張って、肩の力を抜いて、自分の仕事に誇りをもって、職務に励んでもらいたい。
そのために我々がやるべきことは、欧米諸国同様に、法治国家として当たり前の法整備(憲法改正)をすること、そして戦いうる十分な装備確保をすること、ではないでしょうか。

数年以内に、彼らが命をかけて戦う可能性が極めて高い国際情勢です。
あまり時間はないかもしれません。


皆さんも一度は、どこかの自衛隊基地のイベントに足を運んでみてはいかがでしょうか。
次は三沢基地に行く予定です。