情報戦の可能性

ウクライナが戦線を押し戻しています。長射程の兵器投入により弾薬庫を遠距離から爆破することが可能となり、これが戦果をあげているようで、ロシアは弾薬を後方に置かざるを得なくなり、ために兵站に影響が出ているようです。

大戦略(今販売されているのでしょうか)などのゲームでは、射程差を利用して敵軍をたたくシーンが多数出てきます。兵站は窮屈になります。教科書通りのことが行われているのだなと、ゲーム経験も捨てたものではないと、改めて感じています。


最近、ウクライナ関連の番組はあまり見ず、ネットや動画、海外の報道から情報を入手しています。すでに識者の皆様が検証の上報道されているかもしれませんが、ロシアが戦略的に自ら戦線を急激に後退させているとして、その理由が、核兵器を使う準備からなら大変です。そうでないことを願いたいと思います。

ところで、相変わらず、スキャンダル的な報道が後を絶ちません。隣国からの乱派活動ではないかと疑いたくなります。戦国小説では、相手国にらっぱを放ち、うその噂を流し、民度を下げ、その後相手国に攻め入るシーンが良く出てきます。戦国時代において、日本人はこのような工作活動を多く行っていたようですし、中国においても、春秋戦国時代ほか、において数多く行われていたことが言われております。

何の根拠もないのですが、日本の当局においても、このような活動が海外から行われていることは把握しているのでしょう。そのような情報が表に出ないのは、出すことによる不利益を考えてのことではないかと推測します。

映画ではCIAやKGB、英国諜報部などがよく取り上げられます。フェイクニュースなどの諜報活動が直ちに違法になるかといえばそれは困難なのかもしれません。問題は、敵国に対し、デマやスキャンダル的な噂を流し、国家を混乱させるような行為が秘密裏に行われている可能性を、日本人が知らないことではないかと思います。もっとも、私自身がこの分野に精通しているわけでもなく、その分野筋から情報を得ているわけでもないので、確証はないのですが、世界における情報戦の歴史と現実を考えると、多分、間違いなく、何らかの活動が日本においても行われているのではないかと思います。

国民は、特に、スキャンダル的なことに流されることが無いように注意すべきですし、コメンテーターは冷静になって、情報の精査に努め、諜報活動の可能性も含め、研究し、発言をすべきではないかと思います。

私の感覚では、安倍総理がご逝去されたからと言って、安倍総理の、反対派の活動を理由とした混乱だけとはどうしても思えないでおります。

国会でも、かなり過激な発言があったようです。
佐久間盛政が心に浮かびます。

大きな視野で、国益を考えてほしい。


冷静に、冷静に。