インボイス制度について

税法学の研究を止めてだいぶ日が経ちます。

今後研究を再開するつもりは今のところありません。他に興味のあることが多々あるからです。「人生はより居心地のいい場所を見つけるための永遠の旅」と、かれこれ15年前に、旅行友達から言われたことがあり、なるほどなと思いましたが、現在の私の心境もこのようなものかもしれません。

研究者でもなく、どこかに帰属して政治的な活動を行っているわけでもない私個人の勝手な思いつきでの発言ですが、来年10月より施行されるインボイス制度については反対です。


基準期間をなくし、免税事業者制度を廃止すればよかっただけの話のように思えます。
消費税法が成立したころと比べると、会計ソフトは格段に進歩し、1000万円以下の事業者でも容易に消費税の申告はできます。また簡易課税もあります。


もっとも、法学の議論を考えると、私が考えるようなこの程度のことは既に検証済みのはずですが。



最近は理論先行で、税法が細かくなりすぎて、実務家はヘトヘトです。
そろそろ大きな変化があっても良いのではないかと思っています。